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ダービーはディープスカイから勝負で(5/29)

「愛の流刑地」暴走中

巨匠にして迷匠、渡辺淳一先生が贈る、日経三部作最終章「愛の流刑地」。

主人公の作家・村尾菊治(55歳)が人妻・入江冬香(37歳)をレロレロベロンベロンのグッチョグチョ、とにかくまあ二人で燃え上がって、今まで到達したことのない領域に入っちゃって、首を絞めてくれだの殺してだの冬香に言われたから、喉仏をグッと強く押さえ込んだら死んじゃった、焦る菊治。その後結局自首して、東京拘置所に入れられ、取調べを受けてもうすぐ裁判が始まるところまで話が進んでいます。

そんなねえ、ここからしばらくは中年男の独房生活をお送り致します、じゃあ何にも面白くないワケで、そもそも菊治の何がすごいってその絶倫ぶり。歩く生殖器を24時間の監視下に置いたらどうなるか。そんな実験バラエティを渡辺先生の脳内で展開させたら、看守の目を盗んでセルフバーニングに励む毎日、という結論になりました。

11月4日の朝刊、「愛の流刑地」の書き出しは、

拘置所のなかの生活で菊治が自慰とともに心が癒されるのは、運動時間と入浴のときである

弁護士と面会。多少スッキリした表情が見てとれる菊治に対し、弁護士が「前より、少し顔色がよくなったようですね」と話しかけた後の菊治の心情。

それは、夜に自慰をして、自然に眠れるようになったからだが、そこまで言うことはないので・・・

今やすっかり第二次性徴期な菊治クンは、護送車から街行く女性を見てムラムラとしたり、裁判を担当する女性判事の容姿から色々なことを勝手に想像して欲情なんかしてたりします。すげーぜ、菊治。あ、この小説が映画化されたら、この判事は黒木瞳だと思うよ、多分。

最初に書きましたが菊治クンは作家です。菊治は以前、この不倫関係を基にして書いた「虚無と熱情」という小説を出版社に持ち込むも、終わった作家と見なされ突き返された苦い経験があります。

しかし、かつての人気作家が不倫の末に相手の女性を殺めてしまったというこの話題性とタイミングを出版社が見逃すはずもなく、「是非出版しましょう」と菊治と交渉。菊治は出版社の対応に呆れながらもこれを世に出すことを認め、無事本が出来上がってきました。

自らが書き上げた本をひたすらに読み、執筆にあたっていた頃の意欲、冬香との思い出を呼び起こす菊治。小説内に出てくる、冬香をモデルにした女性の名前はというと

満子

わ、渡辺センセッ!!

11/09/2005 00:00 COMMENT(0)TRACKBACK(0)top↑

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