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好きな曲はWTWT、PJ、天手力男とかなんですが、これって珍しいんかな

関東マスターズロード選手権大会

日曜日にロードレースに出場してきました。前述のとおり、コースは皇居2周の10km。この日の東京の最高気温は33.5℃だったようで、いくらコースに木陰が多くて、いくらヒートアイランド現象の緩和に皇居の緑が役立っていると言ったところで、コースはアスファルトで、車も脇を走りまくってるし、スタート地点の桜田門周辺はコンクリートの建物だらけ。そこら中ギラギラ光っちゃてるし。気温が20℃を超えると身体的なパフォーマンスが極端に下がるらしいんですが、それをはるかに上回ってましたからね。ウォーミングアップのために軽く走っただけで「あ、やばい」と直感できるくらいの灼熱地獄。

整列時に「給水はしっかり取ってください」「タイムよりも命」とかそんな注意事項が言い渡されて、そして真っ昼間の13時に笛が鳴らされてスタート。どんなレースでもそうなんですが、参加者の気持ちが高揚しているせいか、スタートから1kmくらいまでの全体のペースがまあ速いのなんの。暑さを忘れて流れに乗って走って、軽い上り坂の続く3kmくらいまではピッチを上げて快調に駆け抜ける。しかし下り坂に差し掛かるそこから先あたりで、身体の中で熱がこもるような、なんとも言えないモアッとした気持ち悪さを感じて意識的にペースを下げる。

最初の5kmは23分台。自己ベストの更新は確実に無理だとわかって、50分を切れればなあくらいに気持ちを切り替えて走るも、吸い込む空気が熱くて、息苦しくてたまらない。外気や風で身体が冷える感覚もなく、そのうち背筋に寒気が走るようになって、大袈裟でも誇張でもなく「死」を意識しましたよ。こういうロードレースに参加するようになって初めて立ち止まって給水して、そして歩きました。

このときには目標が完走に替わり、上り坂をえっちらおっちら歩き、少し休んで、ゆっくり走って、歩いての繰り返し。そんな暑さから逃れるためか、日差しをモロに浴びる正規のコースから外れ、脇にある公園内の木陰を突っ切る参加者も見かけたりとかも。

8kmすぎ、身体も休まりまた走り出すと、コース横の柵にもたれかかっている参加者を発見。へたっと座っているワケでもなく、その様子が明らかにおかしかったので「大丈夫ですか?」と声を掛けるも返事がない。300mくらい先に給水所があるのでそこまで人を呼びに行こうとしたところ、先行するランナーからその情報を聞いたのか、前方からポロシャツ姿の係員がえっちらおっちらとこちらにやってくる。手をブンブン振り回しながら「おおおおーーーーい!!!」と大声で呼び、別の参加者の方(お名前がわからないので、以下750番台さん)が倒れている人を介抱。係員が到着し、3人で身体を持ち上げ、木陰に場所を移す。

「半蔵門ですが、"また"選手が倒れました」

係員がどこかに連絡をし終わり、「救急も呼びました。いやあ、今日は各レースごとに3、4人倒れてるんですよ」。9時から時間差で計5レースが行われており、この過酷な条件の下、そんな感じでエラいことになっているとのこと。「点滴とかはないんですか?」と750番台さんが係員に尋ねると「無いんです!!こんな感じだから救急の人から散々怒られてるんです。怒られてるんですけど、無いんですよ!!」。なんか知らんですが強い口調でそんなことを言われてしまい、だったら怒られたときにすぐに手配なり用意するなりしろよなあと思いましたが。

その状態が熱中症なのは明らかだったので、まず身体を冷やすことが先決。自分が給水所まで水を取りに行ったり、給水所から別の係員がヤカンに水を入れて持ってきてくれたりして、頭に首に胸に足に水をかけまくる。750番台さんは「大丈夫ですか?」「おおーーーい!!」と言いながら、首筋に指を当てて脈拍を調べたり、指で背中をグリグリ押して意識があるかどうかを見たり、口元に水を運んだり、手際良く介抱を続ける。

別の係員が到着して、750番台さんはその状態を訊かれて「痛みに反応したりとか、意識はあるんですけどね・・・あっ!意識が無くなりました!!」。やべえっ!!と思ったその矢先にサイレンを鳴らして救急車到着。通報してから15分、遅せえよお。救急隊員が持ってきた氷水を脇の下にかけたりとかしながら、「意識レベルは・・・」とかの情報を伝える750番台さん。救急隊員が「ん?あなたは?」と750番台さんに尋ねたところ、




「僕は医者です」




おおっ!!かああっけええええええ!!!!!

こんなシチュエーション、ドラマでしか見たことねえええ。つーか、最初に言えよおおおお。

「あー、ドクターがいます」と、どこかに救急隊員が連絡して、そして倒れていた参加者も今まで閉じていた目をバチッと開けて起き上がろうとしたので、「はい、横になっててください」。脇を抱えられるように持ち上げられて無事収容。

もう大丈夫だべとレースを再開。残りの2km弱を走りきり、タイムは1時間10分。順位がケツに近かったせいか拍手で迎えられたりなんかしましたが、こういうハプニングに遭遇して、言ってみれば十分に身体を休めちゃいましたからね。頭もスッキリしてるし、全然余裕があるし。しかし、気持ちとしてはなにかモヤモヤしたものが。

体調管理が不十分だったり、給水を取らなかったり、オーバーペースだったり、そこら辺をうまくしなくて熱中症でブッ倒れるのは、各ランナーの自己責任として片付けて良いと思うんですよね。但し、参加者がブッ倒れたとき、そこから更に最悪の事態を引き起こさないように、連絡体制の整備や医療用具の準備、医師、看護士の適切な配置など、そこら辺を大会前に考慮して、ケアするのは主催者側のはず。

この大会は今回で9回目とのこと。んで去年も同じ時期にレースを開いているようだし、他の大会も行っているし、主催者としてのそこら辺の運営のノウハウとかについては十分に積み重ねてきていると思うんですが、違うんですかね。コース上の係員はもっと間隔を狭めて配置させるべきで、自分が遭遇したこのハプニングの起こった場所が給水所から更に離れた場所だったら、介抱した人が医師でなかったらとかを考えると、リスクを負うべきなのは大会に参加した自分だとわかっていても、やっぱ怖いですね。その大会がしっかり運営管理されているものかどうか、そんなのはエントリー段階ではほとんどわからないんで。

主催者の東京マスターズ陸上競技連盟さんは、運営体制の見直しをきっちりと行っていただきたいと思います。

08/07/2007 02:12 COMMENT(0)TRACKBACK(0)top↑


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寒いのは全然平気なんですけどね。




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