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ダービーはディープスカイから勝負で(5/29)

中田英寿引退

あらゆるところで言われているけど、「中田らしい」という言葉に尽きる。中田自身、「サッカーが全てではない。ある区切りでサッカーを辞め、他の世界で自分の力を試してみたい」というようなことは前々から口にしており、確かフランスW杯あたりの日刊スポーツの裏一面にその発言を大きく取り上げていたような。yahoo!トピックスで「中田引退」の見出しを見て、最初に思い浮かんだのはその記事のこと。

『ある時はまるで感情が無いかのように無機的に、またある時には敢えて無愛想に振る舞った』とはマスコミへの対応に触れて書いたことは間違いない。自分の言葉が正しく報道されないという理由から派生したマスコミとの確執は、"直接情報発信型"の「nakata.net」に繋がった。スポーツ選手や芸能人がこのような形で自身の心境などを伝えることは今ではごく当たり前になったけど、最初に積極的に取り入れたのは中田だったと思う。鉄仮面を思わせるマスメディア上の中田、あまりにも対照的なネット上のヒデ。中田の一挙一動が「nakata.net」で独占配信され、それをファンは注目し、マスコミが取り上げる。そして一プレーヤーからカリスマとしての存在へ。

ベルマーレの個人スポンサーになったり、東ハトの新商品開発に参加したり、カフェ事業をやってみたり。その類稀なビジネスセンス、財界、芸能問わず幅広い交遊関係などを考えれば、中田がこれから始まると記した『新しい旅』の前途は明るい、のかな。明るくなきゃ引退してないか。

個人的には、プレミアの道が断たれかけ、スキャンダルに揺れるセリエに戻るつもりもない、であれば日本に帰ってきてプレーをしても良かったんじゃないかと。ジーコ、リネカー、ストイコビッチ、ドゥンガ・・・数多くの世界トップクラスの外国人プレーヤーが来日し、活躍したけれども、本当の意味で第一線を戦ってきた日本人プレーヤーは中田しかいない。その中田と触れ合った機会を持つことのできた選手はJの中でも代表レベルのみ。賛否両論あるにせよ、そんな中田の考えや哲学がJレベルで伝わる機会が失われたこと、これが惜しい。

07/04/2006 03:24 COMMENT(0)TRACKBACK(0)top↑


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