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好きな曲はWTWT、PJ、天手力男とかなんですが、これって珍しいんかな

武智幸徳語録

日経の新聞記者に武智幸徳という人がいて、この人が書くW杯記事が抜群に面白い。名前でググってみると『サッカーという至福』という本を出していたり、サッカーマガジンに寄稿していたりと、サッカー界隈ではかなり有名な人らしいってなことを初めて知ってですね。

テンプレートに沿って書かれたような、大手新聞にありがちな没個性的な文章ではなく、その視点は客観的でありながら時折主観が入り、またそこに皮肉と毒が込められたりなんかするような自己主張的文章。そんな武智氏の記事をいくつか抜粋。

「伝家の宝刀であるマゾヒズム的カウンター」
・・・イタリアが得意とする攻撃システムを指して

「1対1の対応にも、南米特有の粘着質がある。ねちねちとくっついて簡単には離れない感じ」
・・・アルゼンチン選手のプレースタイルについて

「他人の家に土足で上がり込むような-」
・・・アルゼンチンFWメッシ、テベスのドリブルを評して

「所属の英アーセナルでベンゲル監督の寵愛を受ける俊才は、さりげないうまさを身につけていて既に恐ろしい」
・・・19歳のスペインMFセスクを評して

「21本のシュートのうちゴールの枠をとらえたのが14本。そこから4つの美しいゴールの詩が編まれた」
「まるで日本を栄養剤扱いである」

・・・日本戦終了後のブラジルについて

「相手のプレスをするっと外し、十分の体勢からピンポイントのパスを送れる達人たちの群れ」
・・・ガーナ戦終了後のブラジルについて

「サッカーにミスジャッジはつきもの。ピッチの中は死角だらけで3人の審判ではどんな精鋭を集めても限界がある。特にオフサイド周辺が怖い。列強の攻撃陣はいつもギリギリのタイミングでDFライン=オフサイドラインの裏を突くことをいつも狙っている。--(略)-- 日本の試合ではそんなきわどい場面は皆無だった。誰も際どく裏を突こうとしないから。副審と"勝負"するパスの出し手も受け手もいない国、いるのに策がない国、日本戦を担当する副審は楽だ」
・・・今大会における審判評

「数と色ではオレンジ軍団のオランダが目を引き、柄の悪さではサッカーの下手なルーニーみたいな面相のお兄さん方をそろえたイングランドが他を圧する」
「--(略)-- フランクフルトのレーマー広場に行って驚いた。中央に噴水があり銅像が立っているのだが、そこによじ登っているオレンジ色のおバカさんがいた。銅像にユニホームを着せようと必死なのだった」
「真っ昼間から街の目抜き通りや駅前でビールをしこたま腹に入れ、高歌放吟を繰り返す。--(略)-- 傍若無人という言葉が、これだけぴったりくる風景もないのかもしれない」
「それがW杯だと、そろいの色のユニホームを身にまとい、旗指し物を押し立てて、よそ様の街に進駐し占拠してもすべてが合法。過去の何かの記憶と結びついているのかは知らないが、人の庭を踏み荒らすこの快楽らしきものが、遠慮がちで気の弱い私によくわからない」
・・・各国から押し寄せたサポーターについて


当然他にもW杯の担当記者がいるんですが、その人達の記事と比べるとやはりどこか異質。記事なんだけどどこか随想、評論かと思って良く読むと暴走気味、そんな感じ。名前で読みたいと思うなんてことは、ギャンブルで実生活を破綻させ、ヌッ壊れた精神状態のまま、情熱、偏愛、冷淡、自嘲、あらゆるものがギラギラとこんがらまった文章を書いていた畠山直毅以来でしょうか。

06/29/2006 02:37 COMMENT(6)TRACKBACK(0)top↑


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