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好きな曲はWTWT、PJ、天手力男とかなんですが、これって珍しいんかな

ワンダと高見盛

20051031wanda_takamisakari


ディープインパクトが三冠を達成してから1週間。菊花賞の翌日のスポーツ新聞はディープインパクトと日本シリーズ、このどちらかが1面でどちらかが裏1面。色とゼッケン以外はどれも同じ形をした馬のぬいぐるみの中でもディープインパクトのものは飛ぶように売れ、そして先日NHKは三冠の偉業を称える特集を放映。「歴史はその瞬間を待っている」とは菊花賞のレース前にJRAがオーロラビジョンに映し出した煽り文句。

んー、なんつーのかな、この社会現象というか、ディープインパクトを取り巻く状況というか、この流れに自分はついていってない。というか頑張ってついて行こうとも思わない。なんでこんなにワーワー騒いでいるのか良くわからない。

いやまあ確かに凄い馬ですよ。向かうところ敵なし、相手を軽々とねじ伏せるあの瞬発力。ネコ科の動物を想像させる走り方を見たのはナリタブライアン以来。うん、強い。強いのは認めるけど、ただ強い、オレの中ではそれだけ。強さ以外の魅力がどこにも見当たらない。なんで惹かれないかというと、ディープインパクトに「ロマン」が無いから。うわあ、使っちゃったよ、「ロマン」。こんな恥ずかしい言葉ねえってば。

ディープインパクトは父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア、姉がレディブロンド、兄にブラックタイド。言ってみれば超ボンボン、誰に言われなくても走って当たり前の家系。しかも武豊。血統、鞍上、共に申し分なし。で、これのどこに魅力を感じようとすればいいのさ。

近年の競馬ブームの火付け役、「怪物」オグリキャップは無名の父親と地方の肝っ玉母ちゃんから生まれた、岐阜は公営笠松の星。デビュー後何回か2着がありますが、レースを憶えてからは連戦連勝。地方で強いのはわかるけど通用すんの?と誰もが疑った中央移籍緒戦で圧勝。晩年、走りっぷりに衰えが見えはじめ、迎えた引退レースの有馬記念で優勝。「オッグゥリッ!オッグゥリッ!」、馬の名前が場内に響き渡ったのは後にも先にもこのレースだけ。

そんなオグリのライバルであるタマモクロスはいわゆる晩成馬。キャリアを重ねる毎に力をつけて、4歳(今で言う3歳)秋から5歳(今で言う4歳)秋まで怒涛の8連勝。で、この馬のエピソードとして有名なのが、活躍し始めたときには生産牧場が倒産していたということ。あと少しでも早くその能力が開花していれば、レースの成績に対して配分される生産者賞でなんとかなったかもしれないのに。

成り上がり列伝的な見方をすれば、おそらくこの2頭が最強。他には、えーと。

一流と呼べない血統ながら、類稀なスピード能力と死と紙一重のスパルタ調教を積み重ねて皐月賞、ダービーを制覇したミホノブルボン。無敗の三冠馬シンボリルドルフを父に持つトウカイテイオーは3度の骨折を乗り越え、一年ぶりのレースとなる有馬記念で優勝。騎手田原は馬に対して感動の涙。

ミホノブルボンの三冠阻止、メジロマックイーンの天皇賞(春)阻止、小柄な体のライスシャワーにつけられた称号は「刺客」。2年間全く勝てなかった時期を乗り越え、2度目の天皇賞(春)優勝。次戦宝塚記念で悲劇が襲った。圧倒的なスピードを武器に逃げまくり、影を踏ませるどころか、かかっていくもの全てを斬り返したサイレンススズカ。今から7年前の天皇賞(秋)、先頭を誰にも譲らないまま散った。そうか、あのレースからちょうど7年が経ったんだなあ。

名馬、ではないけどキングヘイロー。父親ダンシングブレーヴは80年代欧州最強馬、母親はアメリカ最強牝馬。世界に名を轟かせるくらいのボンボン中のボンボン。欧米最強遺伝子の結晶が迎えた日本ダービーの鞍上は、まだその頃新米だった福永祐一。「初のダービーで舞い上がって(福永談)」採った戦法は逃げ、そして惨敗。全米、全欧が泣いた。オレも泣いた。そのあと3000m走って、マイル走って、2000m走って、しばらく追いかけてましたが、もうダメだろと諦めたその時にとんでもない勢いで突っ込んできやがった。電撃6ハロン戦、1200mの高松宮記念。なぜに距離適正を見抜けんのですか、調教師さま。

ナリタブライアン、サニーブライアン、グラスワンダー、ライデンリーダー、ナリタトップロード、ステイゴールド・・・。他にもいっぱいいるんですが、書ききれない。一日かけてもどうか、喋るとしたら1週間ください。

さて今日、ディープインパクトの次戦は暮れの有馬記念になることが発表になりました。初の古馬との対戦。ゼンノロブロイを筆頭に、秋の天皇賞を不完全燃焼で終えたリンカーン、ハーツクライ、テレグノシスも出るでしょう。騎手もペリエ、ルメールが日本滞在中。JRAはまたディープで勝負をかけてくると思いますが、古馬と混ざるとどうなんでしょう。「老兵は死なず」、個人的にはどうしても三国志の黄忠がダブってしまうタップダンスシチーに期待。

ここでディープが負けて、そのあと3歳時の切れ味も鈍り、どうしたディープ、頑張れディープ。大スランプに陥るも、2006年の有馬記念で天を駆けるような差し脚が復活。「ディープ!ディープ!」。場内割れんばかりのディープインパクトコール。

「単勝 840円」。ガッツポーズ、オレ。

と、ここまで書いて分かった。ディープインパクトが嫌いな理由って、ヤツが絡むと儲からないのがイヤ、ってそんだけの理由かもしれない。

10/31/2005 00:00 COMMENT(0)TRACKBACK(0)top↑


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